アカムツとクロムツ

アカムツとクロムツ

2024年6月14日(金) 4:30-12:00

今回は初挑戦の中深海釣り,メインターゲットはアカムツ。

同行者は置き竿マスターのYさんです。アコウダイのシーズンが終わり最近はアカムツ狙いにシフトされているようで,既に何度かいい思いをされているとのこと。ノドグロことアカムツは今まで食べる機会に恵まれませんでしたが,LINEで「アカムツの味は別格だから。ヤバイよ。」みたいなことを言われ出漁を決意しました。

漁場は勝浦沖,食通のYさんをして「ヤバイ」と言わしめるアカムツの食味は如何ほどのものか。食材確保の旅に出発です。

アカムツは毎回釣れる魚ではないみたいで,今回はクロムツ狙いとの2本立て。

30分ほど走ってまずはアカムツ狙いからスタートしました。1か所目の水深は180 mほど。水深300 mくらいの場所もあるため錘は250号指定です。

1投目は手持ちでやりましたが,250号は思いのほか重く,2投目以降は置き竿に切り替えました。

ちなみに今回の道具は船のレンタルタックルを使わせて頂きましたが,レンタル料はなんとタダでした。そして餌代も乗船料に含まれて13,000円でした。なんと良心的なことか…!

1投目は誰の竿にも反応がなかったものの,2投目で船長の竿にアタリがあった模様。本命のアカムツを期待したところでしたが,水面に現れたのは小さいクロムツでした。

少し走って3投目,今度も水深はほぼ同じで180 m前後。私の竿には未だ反応はありませんが,今回はYさんにヒットしました。

アカムツ,クロムツガチャの始まりです。結果は…当たりのアカムツでした。流石は置き竿マスター。

4投目でようやく私の竿にもヒットしてガチャの挑戦権を得たものの,残念ながらクロムツ小でした。

Yさんのほうにもヒットして,こちらはアカムツ。羨ましい限りです。

その後も1-2投毎にポイント移動を繰り返しながら釣っていきましたが,私のヒットはクロムツ小1匹のみで前半戦は終了となりました。Yさんにいろいろコツを聞いて実践したものの,うまく再現できなかったようです。

一方Yさんは40 cm近い良型を含むアカムツ3,クロムツ小3匹と圧巻の釣果でした。底スレスレを流すだけといえばそうなのですが,奥が深い釣りです。

後半戦は大きいクロムツが釣れるというポイントに移動してクロムツ大を狙います。仕掛けもゴツくし,キンメ仕掛けの針数を少なくしたようなものに変更しました。

餌はイワシの1尾掛け。タコベイトはあってもなくても同じでした。

ポイントの水深は150 m前後。船長曰く崖になっているポイントで,少し流されるだけで水深が大きく変わるから根掛かりに注意する必要があるとのことです。

根掛かりを避けるだけなら簡単だと高を括って1頭目。投入後は船長がキリのいいところで水深をアナウンスしてくれるのですが,水深変化の速いこと…。着底するまで精々数十秒というところですが,その間に20 mも浅くなりました。

これでイメージを修正してかなり早めに底の取り直しをしたつもりでしたが,30秒くらいで根掛かり。Yさんも同様に根に持っていかれたようです。

なるほど…,理解した。

続く2投目,途中1回軽く根掛かりしたものの,うまく外れて直後に大きい当たりがありました。かなり引くので期待しましたが,上がってきたのはメダイでした。何もないよりはいいですが,素直には喜べません。掬ってくれた船長も「なんやメダイか」と一言。仕切り直しです。

3投目,段々水深の変化にも適応してきて今回は危なげなく仕掛けを流せています。ピンポイントで投入の合図をしてくれているようで2回くらい仕掛けを巻き上げたタイミングでアタリがありヒット。今度は先ほどよりもかなりよく引きます。クロムツは釣ったことがないので引きで魚種の判断は出来ませんが,これだけでも凄く面白い。前半戦が振るわなかっただけに尚更です。

水面付近まで抵抗を続け上がってきたのは本命クロムツ大でした。

想像よりも一回りくらい大きく,迫力がありました。

本命が出て船長も満面の笑み。Yさんもこんなサイズは見たことがないと驚かれていました。

続く1投でも運よく同サイズのクロムツを釣ることが出来,時間になったのでこの日は終了。

最終釣果はクロムツ大2,小1,メダイ1でした。

アカムツはYさんからの頂きものです。アカムツのヤバさ,堪能させて頂きました。

【本日の道具立て】

竿:アカムツ専用竿2.4 mくらい,リール:ダイワ電動500番,pe:多分5号くらい,オモリ250号

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