へらぶな釣り その5
2024年4月14日(日) 7:00-12:00
またまたヘラ釣りです。行先は紀ノ川。
狙いも同じ,釣り場まで同じところばっかりで,全然探訪していません。
ヘラ釣りには実はここ4年くらいは年1-2回しか行っておらずほとんど辞めていた状態だったのですが,今になって面白さを再発見しました。自分のことながら,何に興味が向くかわからないものですね。
紀ノ川へ向かったのは前日に午前中だけで5枚釣ったという情報があったからで,最近急速に興味が膨らんできた「ドボン釣り」を試してみたかったからでもあります。
ドボン釣りはオモリを着底させて釣る方法で(大きいオモリのついた仕掛けが着水するときの音が名前の由来とされている),流れのある釣り場でヘラ釣りをするには必須の技術になります。オモリを着底させるという性質上,どうしても大味な釣りになってしまうイメージがあり,今まで敬遠していた釣り方でした。
川で釣る場合もバランスの床釣り(針だけを着底させる通常の釣り方)が成り立つ場所でしか釣りをしてきませんでしたが,川でやるなら本流で釣りたいという気持ちが日に日に高まり,ついに手を出すことにしました。

というわけでポイントは田井ノ瀬。紀ノ川といえばここという鉄板ポイントですね,多分。前日の情報とほぼ同じ場所に入りました。まばらに人は居るものの,場所が広大なため座った半径50 mくらいの範囲には自分だけの事実上貸し切り状態です。
最高だ。

さらに,餌が出来上がった頃には鏡の水面になり,これ以上ないくらい浮きが見やすい状態になりました。
水面の植物片を観察すると,思った以上に流れは速いようで数十秒で見えなくなるほど遠ざかってしまいます。最初は一旦バランスでどれだけ流されるか確かめようと思っていたのですが,この流れではどう考えても時間の無駄になりそうでした。
そんなわけで1投目から新兵器ドボン仕掛けを投下。

ドボンの中にもいくつかバリエーションがあるようでしたが,今回は一番感度が良いという評判の「バランスドボン」なる仕掛けを組んできました。
周囲に人はいないので,浮きが楽に見える15尺でスタートしましたが,気配なく一杯目のグルテンを打ち切りそう。このまま何もなく使い切ったら竿を長くしようかと思って打っていくと残り2投分まで打ったところで初アタリが出ました。
餌持ちのいい配合にして作り変えて…何投かしたところでヒット。
しかし掛かると同時にギュンギュン走ってハリスを飛ばされました…ヘラっぽい引きだったけどな。
ハリスを新しくしてすぐに再開です。1匹逃がすと魚が散ってしまうこともありますが,今回はそんなことはなく何投か後にもう一度ヒット。
しかしまたしても最初の一のしを止められずにハリス切れ。
紀ノ川のヘラってこんなに元気だったかな…流れのあるとこにいる魚はよく引くということでしょうか。
このままでは同じことの繰り返しなので,ハリスを0.8号に太くしました。これで切られることはないでしょう。
ハリスに合わせ道糸も太くしたので,流れで仕掛けが引きずられるかと心配しましたが,案外同じオモリで止まってくれました。床取りもドボンなのですぐに終わって10分ほどで再開できました。
再開後もまだ魚の気配は濃厚で,アタリはすぐにありました。

3度目の正直でようやく確保。この魚も良く引きました。ドボンでの初ヘラです。こんな仕掛けでも釣れるんですねぇ。
そして連続で2枚目も確保。

卵がまだ残っているのか?太くていい魚です。
2枚目を釣った後は魚の群れがいなくなり,気配はパタリとなくなってしまいました。
打てども打てども回遊はなく…風で波気も出てきて活性が上がるかと期待もしましたが,2度目のチャンスは訪れませんでした。

こうなると細かい動きはほとんど見落としていると思います。
12時まで粘ってこの日は終了としました。
ドボンで釣れることがわかったので満足です。
【本日の道具立て】
竿:15尺 道糸:1.5号 ハリス:0.8号(32 & 40 cm) エサ:凄グル+グルテン四季