ヤエン その1
2024年2月18日 16:00-21:00
今回はヤエンでアオリイカ釣りをしたときの様子を振り返っていきます。前日のヘラ釣りはボーズで終わっただけに何としても1匹は釣りたいところです。しかしながら,ヤフーの予報では風4-6 m,波1-1.5 mとやや荒れ気味。果たしてどうなるのか。
今回の釣りは最近ヤエンに熱を上げているKくんとの二人釣行です。昨年末からボーズなしどころか毎回1キロ以上は釣っており,まさにヤエン無双状態の彼は今回も釣ってくれることでしょう。そんなKくんとえっちらおっちら道具を降ろして釣りを開始したのが16時。

現場の様子は…まあ予報通りといった感じで決して釣りやすいコンディションではありません。道中降っていた雨が一時的に止んだのがせめてもの救いか。
風あり波あり雨ありと悪条件が3拍子揃ったこんな日でも釣りをしている変態たちは結構居て,先行者がおらず,波気の少ない一画に二人ぎゅうぎゅうに並んで釣りアジを泳がせ始めました。すぐ近くにはヒラスズキ狙いと思しきルアーマンも居て,いい具合に荒れていることがわかります。
気温は15℃前後と暖かく,バッカン内の水温も下がらないのでアジは元気ですが,一向にイカの気配がありません。ヤエン無双のKくんも苦戦中。日も傾き始め,「今日はヤバイかも」などと話していると,一級ポイントに入っていた先行者が帰られました。そちらのほうが波気も少ないようなので,迷わず移動。

二人して当たりもないまま早くも日没を迎えそう。経験上この時間帯までには少なくとも当たりはあることがほとんどなので,かなり焦ります。
そしてその焦りも虚しく沈黙したまま日没,しまいには雨も降ってきました。最初期の情熱を忘れ,諦め癖がついている私は「もう帰りたい…」と考え始めた頃合いで,Kくんから「きたでー」との声が掛かりました。

時間が一気に流れ,すでに真っ暗です笑。とりあえず最初の1杯は確実に仕留めて欲しいところ。Kくんの合図で私がヤエンを投入し,イカに到達するのを待ちます。十分射程内まで寄せているので,恐らくは掛かるはずだが…,見ているこちらも緊張の時間です。
問題なく届いたと判断し,Kくんが合わせを入れると竿がしっかり曲がりこみました。あとは寄せてくるのみ。ちょっと重そうでしたが,波でギャフ打ちを失敗しそうだったので抜きあげてもらい無事取り込み。

目測300 g。食べごろサイズです。
単純な私はこれを機に思考を180°切り替え,やる気モードに入りました。しかしながら,続いて食われたのはまたもKくんのアジで,ヤエンを入れに向かいます。今回も無事ヤエンが掛かり,寄せてきましたが,ちょっと型が良さそう。抜きあげるか微妙なラインですが,Kくんの希望でギャフ打ちすることにしました。
波気があるので,タイミングを外せばヤエンに引っかけてバラしてしまいそうです。自分のイカならいいのですが,人の獲物だと緊張して余計にミスりそう…。そんな雑念を充満させつつここぞのタイミングでギャフを引き抜くと,果たして本当にヤエンを掠めてバラしてしまいました。「やらかしたっ」と思ったものの,イカはなぜか水面付近で漂っています。失敗を悟った直後,すぐにギャフをイカの上から被せるように打つと,運よくそれが掛かりました。
回収できてよかった…。Kくんの2杯目は目測500 gの中型でサイズアップ。やはり今回も彼は持っています。自分だけ釣っていない焦りからイカの写真は撮り忘れ。
続く当たりもKくん。今回はさらに大きそうで期待が高まります。やはり今回も彼が無双するのか。結構走られ,まだまだ距離はあるもののアジがなくなっては元も子もないため,とりあえずヤエンを投入。しかし,ヤエン投入後もぐんぐん走られ,「雲行き怪しいな」と傍目にみていると,残念ながら「離した」とのこと。大きかっただけに残念です。
ここまで0-3という当たり格差に再び諦めの兆しが見え始めた私でしたが,気の利いたイカも居るものでようやく私のほうにも当たりがありました。最初はアジが生きていたので,極小イカかゴミかと思い強引に寄せてきましたが,途中で確信に変わりヤエンを投下。十分に寄っていたので危なげなく掛かりランディングできました。

500 gのまあまあサイズです。とりあえず一安心。
その後Kくんにもう一度当たりがあり,500 g級を釣り上げ今回も1キロをクリア。Kくんのヤエン無双はまだまだ続きそうです。
最終釣果
私:1杯(500 g) Kくん:3杯(300-500 g)
【本日の道具立て】
竿:磯竿1.25号,4.5 m リール:13ハイパーフォース2500 道糸:ナイロン2.5号 ヤエン:自作ローラー付き2点支持